君は私を信じてくれてた?





ううん。



突き放して“くれた”
んだね



あなたは本当に
優しい人でした




でも、まだその時の
私は本当に子供で


容姿や年齢は
もう十分大人でも
心は、頭はまだ子供だったから



そんなあなたの優しさに
気づくことはできなかった



私がもう少し
あなたを分かろうと
していたら

こうなることは
防げたのかな―――?






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