学園Princess
私の手を握って、
一歩前を歩く彼。
すごくかっこよくて
つい みとれてた。
「なぁ。
あんまり、見られると
恥ずかしいん
だけど?」
『えっ?
あ。ゴメン。
かっこよくて つい。』
素直に言ってしまうと
彼は真っ赤に
なってた。
その恥ずかしさを
隠すかのように
「びっくり
したっしょ?
あの店に
俺がいて。」
『あっ。うん!』
{そーいえば
そうだな…。}
「あそこの店、
母さんの店なんだ!」
『そーなんだ!
すごい
かわいいお店だった♪』
「母さん喜ぶよ。」
と ニコッと
はにかむ彼。
その後も
たわいのない会話を
しながら、歩き、
結局、お店まで
送ってくれた。