学園Princess
何分後かに
母さんの店に
行くと
「竜也!
留守番たのんだわね?
じゃあ、
行ってくるわ!」
と 慌ただしく
家を出て行った。
しばらくして、
ピーンポーン♪
チャイムが鳴った。
そして、
『お届けに
参りましたっ』
「はい。」
と 答える。
玄関を開けると
『あっ!やっぱり!』
「あ、愛梨?」
愛梨がいた。
学校とは、違うラフな
格好。
『これ!お届けです!』
「ああ。サンキュ!
てか、
びっくりした。」
『私も!
じゃあ、そろそろ。
バイトの途中だし。
ご注文ありがとう
ございました♪
でわ、
失礼致します☆』
そう言って
帰ろうとする彼女。
「あっ!待って!」
『ん?』
「送るよ。」
『いーよ。いーよ。
悪いし。
それに、お客様に
迷惑かけるわけには
いきませんから。』笑
{たしかに、
店員と客だけど…}
「別によくね?
じゃあ、
近くまで送らせて?」
『でも…』
迷う彼女。
「いいって!
行くぞ?」
そう言って
彼女の手を握って
歩き出した。