学園Princess
『…出来ないよ。』
「えっ?」
『忘れるなんて
出来ないよ。
………。
ズルイよ。
竜也は ズルイ!
私に 優しくなんか
して。
フィアンセが
いるのに
私なんかに
優しくしちゃ
ダメだよ。』
思ってる事を
一気に 竜也に言った。
言った後に
自分の言ってる事が
少し恥ずかしくなって
顔が
赤くなっていった。
{どうしよ…
恥ずかしすぎて
竜也の顔、
見れないよ/////}
そう思いながらも
竜也の顔を
ちらっと見てみると
なぜだか
彼も少しだけ
顔が赤くなってる
気がした。
『………。』
「………。」
しばらくの沈黙が
続きながらも
沈黙を破ったのは
竜也の方だった。