学園Princess
『執事さん!?』
玄関には
きちんと正装している
執事さんが一人。
「夜分
遅くに申し訳
ございません。
愛梨お嬢様に
ご報告が
ございます。」
なぜだか
神妙な顔の
執事さん。
『報告?』
「はい。……。」
返事をしたっきり
話し始めようと
しない。
{でも、なんで
こんな時間に
執事さんが
来るんだろ。}
その疑問を
尋ねようと
口を開こうと
したが
その前に
耳を疑うような事を
執事さんが
先に口にした。