学園Princess
顔を上げ
竜也と目を合わせる。
『す…き?』
「あぁ。
お前が好き。
だから
お前が独りに
ならないように
ずっと一緒に
いさせて?」
『そ、そんな事
駄目だよ。』
私が言うと
少し眉間にしわを
よせながら
「どして?」
と 聞く。
『だっ、だって。
私…
竜也と 身分、全然
違うんだよ?
だから…』
「身分なんて
関係ねぇし。
好きなものに
代わりねぇもん。
だから
俺とずっと
一緒に
いてくれるか?」
『…ッ…』
また 涙が溢れた。
そして
『私も…ヒック
竜也の…ヒック…こと
好きだよ…』