学園Princess
みんなで野菜を
切ったりして
たくさん
焼いて
たくさん
食べた。
《楽しい》って
思った。
不意に
ゆみが 言う。
「愛梨?
愛梨は独りじゃない
からね?」
すごく 優しい声で
一瞬、ゆみ
じゃないんじゃないか
って思うぐらい。
このバーベキューも
私を励まそうと
して
やってくれてるん
だと思う。
『…ありがと。』
食べ終わった後は
バドミントンや
テニスを
みんなでやった。
ちょっと疲れたのも
あって
水を飲みながら
休憩し、
ゆみ達のプレイを
見ていたが
『伝えなきゃ。』
祐斗が
視界に写った時
そう思い返した。