学園Princess

『祐斗。
ちょっと
いいかな。』
「ん。」

私は祐斗を
呼んで、ゆみ達と
少し離れた場所に
移動した。


祐斗に伝えなきゃ
いけない事…。
私が
竜也を好き。
って気持ち。

伝えなきゃ、
祐斗も、きっと
きずつくと思う。
だから
ちゃんと伝えなきゃ
いけない事は
分かってる。
でも
いざとなると
伝えづらくて
口ごもってしまう。

「愛梨ちゃん?
どーしたの?
呼び出したりして」

『私、祐斗に
伝えなきゃ
いけない事が
あるの。』

「…。」

『私、私ね。

{伝えなきゃ。
きっと後悔するカラ。}

私。
私、竜也が
好きなの。』
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