学園Princess

『祐斗…。
ごめ…「竜也ー!」

《ごめんなさい》
って伝えようと
したが
祐斗が向こうにいる
竜也を呼ぶ声を
被せたため、
言うのをやめた。

竜也は
祐斗に呼ばれたから
私達の方へと
歩いて来てる。

「愛梨ちゃん?
俺は愛梨ちゃんの事が
本気で好きだった。

今も、好き。

だけど。だからこそ
幸せでいてほしい。

愛梨ちゃんは
独りじゃなくて
みんながいる。
竜也がいる。
だから
感情は
素直に表して、
皆に支えて
貰えばいい。
ね?」

『祐斗…。』
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