学園Princess
フワッ__
突然、地面から
足が離れる。
『キャッ』
まじかに見える
祐斗の顔。
『ゆ…祐斗
お、おろして。』
「泣いている、
姫をおろすわけには
いけません。」
地面から足が
離れたのは
祐斗が私を
抱き抱えたから。
それも
おとぎばなしの様な
お姫様抱っこ。
『私、重いよ!
おろして!』
そんな 私の話しを
無視して
私を抱えたまま
竜也が
向かってきてる
方向へ
ゆっくりと
歩き出す祐斗。