学園Princess
『あった!』
ピンク色の桜が
咲き誇っている
木の枝先に
あの真っ白いハンカチ
を 見つけた。
手を伸ばして
そのハンカチを
取って、
そっと広げてみる。
『やっぱり。』
と 独り言を
言った後に
気づいた。
私が登っている
桜の樹を囲んで
たくさんの
生徒や執事さんが
集まっている。
{なんか、
注目の的だ…
恥ずかしいっ!}
と 思いながら
さっき登ってきた樹を
降りた。