学園Princess

offense‐嫌がらせ‐


次の日_。

いつもみたいに
教室に入って
ゆみ や 海夏と
話していると
篠崎さんと原西さんが
黄色い声と一緒に
登校してきて、
「あっ!
三人共 おはよう!」
と 原西さんが
挨拶をしてくれた
ので
『おはよう
ございます。
昨日は、
せっかくお誘い
いただいたのに
断ってしまって
すみませんでした。』
と もう一度
謝っておいたら
「大丈夫だよ、
気にしないで!
昨日は
ゆみちゃん や
海夏ちゃんと
楽しめたし。
ね?」
と 二人に尋ねると
「「はい」」
と 声を揃えて
答えているのを
見て、クスクスと
笑っていた。

すると
ガラガラッ_と
教室の扉が開き、
ここの学園、唯一の
ドレス型制服 級で
お姫様的 存在の
夢丘さん が
執事さんを連れて
教室に入ってきて、
「ごきげんよう」
と 美しい声色で
挨拶してから、
席に着く前に
私たちが話している
方へやって来て、
「竜也様、祐斗様。
ごきげんよう。」と
篠崎さんと
原西さんに直接、
挨拶する。
篠崎さんは
他の女の子と
同じように
挨拶をシカト。
原西さんは
「おはよう。夢丘。」

他の人達への
態度より
少し、素っ気ない
返事。

{なんか…
…気まずい?}と
思って、
『夢丘さん。
おはよう。』と
挨拶すると
私をじっと見るなり
何も言わずに
席へと引き返して
しまった。
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