学園Princess

いつもみたいに
教室へ入ると、
雰囲気が違った。
それに
いつも、私が登校
してくると
「おっはよぉー☆」
と すぐに
ハイテンションで
駆け寄って来る
ゆみが
今日は来ない。
なんと なく
嫌な予感がした。

すぐに
ゆみの席を見ると、
泣いていた。
いつもすごい
明るい ゆみが
海夏と一緒に。

『ゆみっ!海夏っ!?』
と言いながら
走り寄って、
『どぉしたの!?
なんかあった!?』
焦りながら
聞くと、
「あ…いり…」
と 言いながら
ヒック ヒックと
泣きつづける
ゆみ に 海夏。


その時、
「これで
泣いてるん
じゃないかしら」

言いながら
黒板を指差す
夢丘さん。

黒板に目を
やると
『……っ!!!』
{何、これ。}
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