学園Princess

『なんですか?』
「そんな格好で
こんな時間に
ここにいるから…。」

そんな格好と
言うのは、
水をかけられて
ぬれたままの
体操着の事を
言っているんだ
と 思う。

『だから?』
「言わなきゃ
分からないの?」
『わかんない。』
もう、何も
考えられなかった。

《「あんたの友達、
二人はあんたの
せ・い・で
学校、欠席したのに
平然と登校できる
あんたの
気がしれないわ!
頭、狂ってるん
じゃないのぉ??」》

さっき言われた
言葉でいっぱい
だった。
{私のせい…
傷つけたんだ…。
私が…。
私に優しく
してくれてるのに
傷つけた…。}


自分がイヤだった。
消えてしまいたい
ぐらい。

この事実を
忘れられるなら。




『…って。』
「え?」
『ヤッて。』

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