学園Princess
家をとび出しても
行き先もなく
ただ走って、
なんとなく
足が止まった
一つの公園。
遊具の数は
少なくて
朝はやい せいか
誰もいない。
『綺麗…』
その公園の真ん中には
大きな大きな
桜の樹があって
その桜の樹の
美しさに目を惹かれた。
上を見上げても
樹のてっぺんが
見えないぐらい
大きい。
なんだか
1番上の
てっぺんに
登りたくなった。
『よしっ!』
木登りでも
すれば
気も紛れると
思い、
その樹に
登り始めた。
『わぁー!
たかーい!』
桜の樹は
思ったより、
高くて
てっぺんから
見える景色は
すごく綺麗だった。