学園Princess
Date‐デート‐
登校前。
登校準備を
していると、
ピーンポーン♪
『誰だろ?』
インターホンを
見ると、祐斗の姿。
玄関のドアを
開け、
『おはよう!』
「おっ、おはよう!」
『どうしたの?
朝、はやく。』
「愛梨ちゃんと
一緒に行こうと
思って。」
{あっ。そっか。
私達、
付き合ってんだ。}
『わざわざ、
ありがと。
待ってて?
すぐ、行くから。』
「わかった。」
慌てて、準備を済ませ
玄関を出る。
『すみません。
待たせちゃって…』
「大丈夫!
さっ、乗って?」
祐斗は
リムジンのドアを
優雅に開けて
くれた。
{なんか、緊張する…}
『わぁ!!
広ぉーい!!!』
車内はすごく広くて、
びっくりした。
そして、すぐ、
学校に着いて、
祐斗は私の手をひいて
車から降ろし、
教室まで、手をずっと
握られていた。
もちろん、
注目の的(まと)。