婚約者となんて!




マンションから出て、美音は



キョロキョロ辺りを見回す。






「あ、あの車じゃない?」






美音が指差したのは、




黒の車。







・・・・いかにも高そうな。








バタンッ








「聖様、美音様。


 
 お待ちしておりました」





中からサングラスを掛けた



いかにも・・・SPみたいな人が



出てきた。




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