獅子の生きる道

魔界

魔法陣に乗り、俺は魔界へと降り立った。

「魔界か」

赤い霧のような物が周囲に渦巻いているが、見えないほどでもない。

地面は紫色、周囲の草木も紫色。

不気味という言葉が似合う。

広場のように大きい場所に出たようだ。

しかし、俺にとっては関係のない話だ。

適当に時間をつぶす程度の場所に過ぎないかもしれない。

そうこうしている内に、こちらに激走してくる敵がいる。

「ひゃはははははははははは!」

人間の形をしているが肌が紫色のようだ。

拳を振るいながら、襲い掛かってきた。

「邪魔なんだよ!ボケ!」

サイドステップで回避し、腕を切り落とす。

そして、回し側足蹴りを腹に打ち込み距離を取ったところで、構えを取る。

相手の攻撃にあわせカウンターで袈裟斬りで真っ二つにする。

「何も考えねえ野郎が俺に傷をつけられると思ってんのか」

魔族は動かなくなった。

「こんなのが毎回くんのか。面倒くせえな」

剣を降って血を飛ばし再び歩く。

数分後には敵に出会うが、さくっと魔族の生を打ち砕く。

歩き続けながら敵と戦い続けると、自然とレベルがあがっていく。

しばらく歩き続けると、一軒家に出くわした。
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