恋愛中学生

オレがドアの後に隠れていて、オレの足に引っ掛かった。
とにかく危ない!!!!!
｢櫻井!危ねぇよ!｣
｢キャッ!｣
―ドシンっ!!
｢あたたた…｣
恐る恐る目を開けると、目の前に櫻井の顔が。
もう、キス寸前って感じ。
｢痛〜い……ん?!!｣
櫻井がオレから素早く離れた。
｢大丈夫かよ…ごめんな…｣
オレは櫻井の顔を覗き込みながら言った。
あー…。顔が真っ赤だし。
きっとオレもだな…。
まぁ櫻井ほどじゃないけど。
｢あっ!!だ、大丈夫だほ?!あ、ありがとう!｣
櫻井照れすぎ。
ホントかわいいな。
｢ぷっ｣
思わず笑っちゃった。
｢な、なにが可笑しいの?!｣
髪型を整えながら言う。
｢別に?あっ。あと、胸大きくなっただろ?ちょー気持ち良かった♪しかもブ…んがぁ!｣
口を櫻井に塞がれた。

オレ、ホントエロいな。
自覚はしてるよ。
でも、ホント気持ち良かった。
櫻井に頭を叩かる。
ふん…。バカだな。
痛くもないし。
むしろ…幸せかな??
だってまた……
櫻井の胸が頭に当たってる。

オレは授業中ずっと考えた。
もちろん櫻井について。
かわいいなぁ。
胸はちょっとデカイ。
身長ちっこいな。
髪の毛いい匂いする。
足とか腕、細いな。