恋愛中学生

｢へぇ♪それは誰?｣
ほえ…?
何て言った??
私は聞き返した。
｢…??もう一度、言って?｣

｢だーかーら♪恋した相手は誰?｣
はぁぁ!?!?!?!?!
友也ぁぁ?!?!?!?!?
そこまで攻める…??
本人なんだから、教えられるワケないじゃん…。
｢はひ!?!?秘密に決まってんじゃん｣
｢えー…。ちっ。いつかは教えろよ♪｣
まぁいつかなら、いっかぁ♪
｢いいよ♪いつかね〜｣
こう答えると、友也は八重歯を見せて笑った。
ズキューーーン…
やめろ〜〜。
私の心が破裂寸前。
さらに顔が赤に染まる。
バクバクッッ…。
心臓ヤバい………。
もたないかも……。
｢優美亜?どうしたの?熱あんの?｣
んきゃっ!
カッコイイよぉ…。
｢な、な、ないよ?!私、顔赤いの?｣
完全に慌ててる…。
｢そう?ないならいいけど♪でも、顔が真っ赤だよ?｣
あひ!??やっぱりね…。
落ち着け!
冷静になれ!
｢うっそ?!暑いのカナ?｣
でも、まだ4月だから……
言い訳にならないし!
｢マジで大丈夫…?まだ4月だから、そんなに暑くないケド?病院でも行く?｣
うきゃあ!
顔が真剣じゃん!!!!!
｢だ、大丈夫だって!絶対に熱じゃないから｣
私…ドキドキしすぎ…。
｢そう?なら、いっかぁ♪｣