恋愛中学生
友也は笑いながら言った。
こんなに心配してくれるなんて、うれしい。
友也は優しいんだなぁ♪
優しい男の子。
私は思わず笑みがこぼれる。
「な〜に、にやけてんの?エロいコトでも妄想したの?」
友也が私の頬をつついた。
私はつつき返す。
「もぉ〜。エロいコトなんか、考えたくありません。」
友也は『いたたたた』と言って笑ってる。
ホント落ち着く。
一緒にいるだけで楽しい♪

だけど楽しい空気を壊す奴が1名。
「よぉ。この前はよくも…。いくら、野球友達だからって許さねえよ。てか、おめーら付き合ってんの?櫻井を返せよ。予備のカノジョなんだよ〜」
コイツ………。
ぐだぐだと………。
うっせんだよ………。
黙れよ。消えろよ。
友也は何て返すの?
私は聞いてた。
だが、友也は口を開かないで下を見つめてる…。
どうしたの…?
「……るせー…。いつからオマエは、そんな人になったんだよ。野球のチームにいたときとは、全く違う。オマエの身に何があったんだよ……。これ以上、優美亜を傷つけんな…。今はオレのカノジョだ。」
友也はすごい低い声で言った。
ん!?!?!?
てか、今さぁ…
オレのカノジョって言ったよね!?
嘘だけど、うれしい。
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