恋愛中学生
しかも遥希は腕力がハンパない。
遥希に殴られてケガした奴はたくさんいる。
でも、女子をケガさせたのは初めてだ…。
……。
許せない…。
櫻井を傷つけるなんて…。
別にオレは櫻井が『スキ』って訳ではない。
ただ、塾でも慣れたし女子の中で1番話しやすいかもしれない。
他の女子はエロいだの何だのいっぱい言ってくる。
でも、優美亜はちがう。
はやく元気な笑顔見せろよ……………。

…ん…??
また寝てた?
オレ…。アホだろ。
また寝ちゃったな〜☆
アハハ〜〜♪
………………?
何か睨まれてない?
すげえ視線を感じる…。
オレは辺りをキョロキョロした。
ドイツだ??
オレを睨んでる野郎は…。
…!!!!!!!
あいつか〜。
いっつもうるさいゴリラ。
てか……肌、白!!!!
どんだけだよ。
生れつき…?
それにしては白すぎる…。
ハッキリ言って悪いケド、白すぎておかしい。
本人は自分で似合ってるとか思ってると思うけど…。
こっちから見るとマジ笑える。
「あんた、寝てた?」
…?
なんだよ〜〜。
色白ゴリラかよ〜。
一瞬、優美亜かと思った。
口調も声も似てる…。
「何か?オレに説教?」
オレは冷たく答えた。

―バンッ!
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