恋愛中学生
「おは〜」
優美亜がパンを食べながら走って来る。
「ん〜おはよう」
…あっ。
優美亜に言わないと…。
バクバク…ドキン
オレの心臓が暴れだす。
何だよ…いざという時に……。
落ち着け…自分…。
「な、なぁ…あのさ…言いた……」
「……おはよう」
むあー!!!!!
秋弥が割り込んだ…。
…ちきしょう!
「あ!秋弥〜今日の宿題何?」
優美亜も優美亜でオレの話を無視か……。
嫌われたのか???
ふっ…まさかね。
不安が一つ浮かび上がる…。
「みんな!今日は学校の都合で部活はみんなないぞ!」
先生が何か言ってる…。
今のオレは完全にダウンしてる。
なぜかって?
優美亜にやっぱり嫌われてるなぁ…なんて思うんだ。
しかも、秋弥としゃべりっぱなし…。
まるで、オレを避けるように…。
何かおかしい。
秋弥め…優美亜に何かしたのか?
オレは授業なんて頭にない。
今のオレの頭の中には愛しい優美亜しかいない。
「ねぇ!聞いてる?」
あ〜?
誰だよ……
オレは驚いた。
優美亜がやっとオレに話かけてくれた。
「ごめん…聞いてない」
「今日、3人でプリ撮らない?」
3人かよ……。
2人きりじゃないのか…。
しかも秋弥がいる。