恋愛中学生

☆私の決意 side☆優美亜

友也に別れを告げられた。
突然のコトにビックリした。
でも、あの状況で言いたいコトが予想できた。

友也と別れて3日が経つ。
私は今すごくブルー。
友也とは普通に話したり登下校してるけど。
なんか…入学した当時の関係に戻ったみたい。

｢ゆーみーあ!!!｣
キンキン声がする。
この声の主は絶対に玲子だ。
｢は、はい…?あー、助けてよ〜｣
私は玲子に泣きついた。
玲子は１番私のコトを理解してくれる親友だ。
｢よしよし…。れいこも失恋はあるから…｣
私たちは抱き合いながら泣いた。

午前中の授業なんて頭に入らなかった。
ずっとテンションダウン。
ずっと寝てたわ…。
別に先生に怒られなかったし。
バレなきゃいーよね?
(もしかしたらバレてたかもしれないけど…。)

｢櫻井?大丈夫?ずっと寝っぱなしだよ?｣
あーあ…。
話すのも、めんどくさくなってきちゃったよ。
｢…うん｣
私は適当に返事をした。
｢分かった!胸が小さくなった!｣
はぁ…。
秋弥は人が真剣に悩んでるのにエロい方向にいくか…。
｢もう…そんなんじゃないし…｣
私は人生最大に落ち込んでる。
｢優美亜!?顔色悪すぎ｣
あらあら…。
沙優莉まで心配してる。