恋愛中学生
「オレ…寝てたんすね。起こしてくれて、ありがとうございます。起こされなかったら、ずっと寝てましたよ」
一応、このナースさんはオレのお母さんの友達。(名前は知らないけど。)
だから、一応お礼を言っておいた。
「あら〜そんなに敬語を使わないでいいのよ。普通に話していいのよ?」
こう言ってナースさんは微笑んだ。
そして、机にご飯を置いた。
「ありがとうございます」
どうしても敬語になる。
やっぱり、敬語を使わないとダメな気がして…。
「そうゆうとこ、お母さんにそっくりね」
ナースさんはこう言い残して、部屋から出ていった。

そういえば、秋弥はどこだ?
この部屋にもいないし。
まさか、死んだのか?!
まさかね!
こんぐらいで死ぬなんて、今の時代ありえないぜ!
医学は進歩してんだから!
よし。あとでナースさんに聞こう。
大丈夫かな…。
秋弥の奴…。
その時…
―ドンドン!
うわぁ!!ビックリすんな!
てゆーか誰だ?
こんな遅い時間に…。
「はーい。どちら様ですか?」
「…櫻井優美亜です…」
えっ???こんな時間に??
優美亜!?!?!?!?!
オレは信じられなかった。
優美亜が来るとは…。
嬉しくて仕方がない。
「どーぞ♪」
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