【改正版】好きと言わせて...。
次の日の放課後から、さらに辛い出来事がはじまった。


始まりは拓也の言葉だった・・・・




「愛ーー。俺今日から毎日、美園と劇の練習することになったから。だから文化祭までの間、龍と一緒に帰ってくれ。龍には言っといたから。」




えっ・・・
これから毎日・・・



「おーい、愛?具合でも悪いのか?」



なかなか返事をしないあたしを不振に思ったのか、拓也があたしの顔を覗きこんできた。




「ううん、大丈夫。それより劇の練習頑張ってね!!」



「おう。まかせとけっ。」








< 118 / 204 >

この作品をシェア

pagetop