【改正版】好きと言わせて...。
劇は大成功に終わった。



最初の頃で指摘されていた問題点も改善されており、スムーズに劇は進んだ。
拓やの台詞も棒読みじゃなくなり、動作も自然だった。頑張ったんだなぁ、って見てて思えた。




それからは他のクラスの劇を見たり、2、3年生のクラス展示を回ったりと文化祭を満喫した。




家に帰ってからボーっと過ごしていると、家のチャイムが鳴った。



「はーい。」



下からお母さんの声が聞こえた。そして数秒後、



「あら、拓也君じゃない。愛なら2階にいるから、上がって。」



「おじゃましまーす。」




お母さんと拓也の会話が聞こえた。







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