【改正版】好きと言わせて...。
美園と練習した甲斐あって今日の劇は大成功だった。
文化祭も終わり帰り支度をしていた俺は、愛と楽しそうに話している美園に目がいった。



美園・・・・
俺の好きな女・・・



美園が白雪姫で俺が王子役だったから、劇の練習をしているうちに話す機会が増えた。今まで全然話してなかったわけじゃないけど、以前より話すようになった。それに、二人きりでいることも出来た。俺はその時間がたまらなく好きで、時間が止まればいいとさえ思った。



でも、それも今日でお終いか・・・



そう思うとなんだか寂しくなった。



美園ともっと一緒にいたい。



そう思った俺は美園にメールを送った。




『話があるから、帰る前に図書室に来て。待ってるから。』




俺はメールを送ると、龍に今日も愛と一緒に帰ってもらうようお願いし図書室に向かった。




俺は今日、美園に告白する・・・









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