【改正版】好きと言わせて...。
「───・・・ってわけよ」



話し終えた拓也は耳まで真っ赤だった。



「そ、だったんだ・・・」



あたしはそう言うのがやっとだった。やっぱり聞かなきゃ良かったな・・・




「良かったね拓也!!美園のこと大切にしなよ〜。」



あたしは無理して明るく言った。



「当たり前だろ!!」



その後しばらくいろんな話をしてから拓也は帰って行った。拓也が帰ってから、あたしはご飯を食べてお風呂に入った。お風呂から上がって、部屋に戻ると携帯の受信を知らせるランプが点滅していた。



メールは美園からで拓也と付き合うことになったという内容だった。文面からも美園が嬉しそうにしているのが伝わった。



『良かったね(≧ω≦)拓也から聞いたよ〜(*^ε^*)拓也を幸せにしてあげてよ!!あたしの大事な幼なじみなんだから♪』



あたしじゃ拓也を幸せにすることは出来ないから。



あたしの大事な幼なじみを・・・あたしの大好きな拓也を・・・


幸せにして下さい・・・












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