【改正版】好きと言わせて．．．。

「そんな風に思うなよ！」



ずっと黙っていた龍が口を開いた。顔をあげて龍を見たあたしは龍と目があった。



龍の目が何かを訴えているようで・・・あたしは目が逸らせなかった。




「俺はお前のことすごいと思うよ。好きなやつの幸せを願って身を引くなんて、そうまね出来ることじゃない。」



「・・・」



「お前がそれでいいって言うんだったら。拓也たちのこと応援するって言うんだったら、俺はそれでもいいと思った。愛のことをそばで見守ろうって思った。でも・・・」



「・・・・」



「そんな顔して・・・拓也たちのことで苦しんで。自分が嫌だっていうんだったら、俺はもう黙って見守っていられない！」



「りゅ、う・・？」