【改正版】好きと言わせて...。

あたしの気持ち

次の日からあたしは拓也とも、美園とも、龍とも話を交わしてない。朝は拓也が家を出たのを見届けてから家を出た。帰りはチャイムが鳴ると同時に鞄をつかみ教室を出た。



どんな顔をして、何の話をしていいのか分からない。



クラスのみんなには、『何があったの?あんなに仲良かったのに。』そう言われることが多かった。あたしはその度に、『まぁいろいろね・・・』そう答えるのが精いっぱいだった。



学校へ行くのが辛い。そんな苦痛の日々が過ぎ、土曜日がやってきた。



何も予定がなかったあたしは、ベットに寝転がって自分と向き合おうと思った。




< 168 / 204 >

この作品をシェア

pagetop