【改正版】好きと言わせて...。
あたしの返事を聞いて美園は、




「良かったぁ。」




心底ホッとした顔をする。



「あたし愛がライバルだったら勝てないもん。」




「えっ?」




それって・・・・




「はっきり言うね。あたし拓也君のことが好きなの。」




頭をガツンと鈍器で殴られたような感じがした。




バラバラと箸が手から滑り落ちる。




「愛、箸落ちたよ。どうかした?」




美園の声でハッとする。




「あっごめん。ちょっとびっくりして。」




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