【改正版】好きと言わせて...。
「やっと泣き止んだな。」



「えっ?」




頬に手を当てると濡れてなかった。いつの間にか涙が止まっていた。





―――キーンコーン カーンコーン




授業の終わりを告げるチャイムが鳴る。



長い間話してたんだ、あたし達。




「愛は教室戻るんだろ?」




「うん。龍は戻らないの?」




「めんどいし、次もサボる。それに眠ぃ。」




ふぁ〜って大きな欠伸をする、龍。




「じゃあ、あたしもサボろっかな〜。」




「愛はダメだろ。」




「何でよ!」




龍はよくてあたしがダメってどういうことよっ!




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