年上旦那様
3人仲良く並んで
野菜やお肉を切った。
「水炊きだからすぐできちゃったな~」
もっと楽しく作れるメニューを考えて買って来ればよかったと、
後悔した四季ちゃんであった。
テーブルに煮えたお鍋を持って行って、
それを囲むようにして座った。
「では、いただきまーす!」
四季ちゃんの元気な掛け声で、
ちょっと遅めのお昼ごはんを食べ始めた。
やっぱりお肉がすぐになくなっちゃう。
ってゆーか…
「お肉取ってるの四季ちゃんばっかじゃん!」
「文句言うでない!これを買って来たのは誰だと思ってるんだ!」
それはそうだけどぉー…
「紫乃ちゃんが全然取れてないじゃん!」
「大丈夫大丈夫。ちゃんと取れてるよ?ほらっ」
紫乃ちゃんが見せてくれたお椀の中には、
ちらほらとお肉が入っているのが見えた。
「ボケッとしてると、ゆゆのお肉も私が食べちゃうよー!」
四季ちゃんが残り少なくなったお肉に箸をのばしている。
わー!待って待って!
「私のお肉ー!!」
なんとか取れました。
< 29 / 57 >

この作品をシェア

pagetop