年上旦那様
半熟がおいしいんだよねー!
よし、今だ!
卵をくるっと巻いて、できあがり!
おっ、おひたしもできてるな。
お皿に盛りつけて、鰹節をまぶしたらOK!
あとは、ご飯をよそって、でーきた!
「そろそろ起こしに行こうかな。」
キッチンを出て、寝室に入った。
まだ眠ってるみたい。
「漣さーん、朝ですよー。」
………反応なし。
あれ、起きないな。
「漣さーん、遅刻しちゃうよー!」
私がさっきよりも少し大きな声で言うと、漣さんはパチッと目を開けた。
おっ、起きた。
「漣さん、今日は……わわっ」
漣さんに腕を素早く引っ張られ、
私はベッドにあっけなく倒れ込んだ。
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