年上旦那様
第4話
「入れよ。」
漣がドアを開けて、外にいるお客さんを呼んだ。
入って来たのは、
これまたイケメンさん。
(いや、私は漣の方がカッコいいと思うけどね!)
「俺の同僚の夏山。」
漣がシンプルに紹介する。
「どうもー。夏山徳(ナツヤマ ノボル)でーす。」
人懐っこそうな人だなぁ。
クールな漣にこんな同僚さんがいたとは…。
「どうも…妻のゆゆです。」
軽くお辞儀をした。
すると、夏山さんは私の全身をサラッと見た。
な、何ですかっ?!
「ふーん。この子が漣の奥さんねぇ…」
「カワイイだろ?」
まっ!漣ったら、何言ってんの?!
照れるじゃないか!
「てめっ、ノロケてんじゃねーよ!」
「いてっ」
夏山さんが漣の頭をポカッと殴ったりしてじゃれ合っている。
仲いいんだなぁ。
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