年上旦那様
「ギブギブ。ちょっマジで無理!」
「ったく、しょーがねーな。明日の昼、お前のオゴリな?」
「はぁ?!この前も奢ったじゃんかよ!」
どうやら、漣と夏山さんのアレも終わったようだ。
夏山さん、お疲れ様です…。
「ゆゆ。紫乃が来てるならそう言えよ。」
あっ、そーだった!
紫乃ちゃんは漣の元カノなんだった!
「漣!ゆゆちゃんを責めないで!私が勝手に押しかけただけだから…」
「いやいや!ごめん、帰って来た時に言うべきだったね。」
私達が一斉に言うと、
漣はひとつため息をついてから言った。
「まぁいいよ。友達になったんだろ?」
「うん!」
「よかったな。ゆゆ、俺がいない間ヒマそうだったもんな。」
たしかに…。
漣が仕事に行っちゃうと一人になって、
家事かテレビ見るか、って感じだったしね。
四季ちゃんと遊ぼうにも、
大学の講義やらバイトやらがあるみたいだったし。
友達が増えて嬉しいな♪
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