年上旦那様
第6話
ピピピピッ♪ピピピピッ♪
「お、36.7度。うん、下がってる!」
次の日の朝、漣の熱を測ると平熱に下がっていた。
「まじで!じゃあ会社行けるな。あー、仕事溜まってんだろうなー。」
「がんばってください、アナタ♪」
「はいはい頑張りますよ。」
漣はそう言って私の頭を撫でた。
くだらない冗談にもちゃんと返してくれる漣、
好きだなぁ。
「朝ごはんできてるから食べてね。」
私が声をかけると、漣は「おぅ。」と言って寝室を出た。
ほんと熱下がってよかった。
よし、これで四季ちゃんの話が聞けるぞ!
「あ、ヤバい!洗濯しなきゃ!」
私は急いで洗面所に向かい、洗濯機を回した。
ふー、危ない危ない。
今日洗濯しないと、明日は雨みたいだからね。