Reality~切ない恋の唄~
先生はそのまま台所に向かう。



どうしたらいいかわからなくなった私は、言われた通り布団に入った。



台所に立つ龍二先生。



先生の後ろ姿を見ていたら、
なんとも言えない気持ちになってきた。



龍二先生は仮病だなんて疑わずに、私のことを心配してくれてる。



それなのに…

私は、なんて駄目な生徒なんだろう。

熱なんかないし、
体調もすっかりよくなってるのに。



先生、本当にごめんなさい。
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