Reality~切ない恋の唄~

危険な夜

長い一日が終わった。

寮に帰ると、一気に力が抜けていく。



今日の放送、
龍二先生は見ていてくれたんだろうか。



やっと一位がとれたのに…



布団に入って目を閉じてみても、やりきれない想いがこみ上げてくる。



もうみんな寝静まってる時間だろうか。



眠りにつけない私は、
こっそりベッドを抜け出す。



パーカーを羽織ると、
音を立てないように部屋を出た。
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