Reality~切ない恋の唄~
「…間違えただけです。」

元の自販機に戻って、荒っぽくお金を入れる。

目にとまったジュースのボタンを押そうとした時、琢磨さんが私の腕をつかんだ。



「俺の部屋にもっとおいしいのあるよ。」



『琢磨には気をつけな』

麗さんの言葉を思い出した。

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