Reality~切ない恋の唄~
廊下に出た時、
誰かにぶつかった。

「あっ…すみません。」



顔を上げると…

「麗さん…」



麗さんは無言で
私の服装を見つめてる。

慌てて飛び出したから、
明らかに乱れたままだ。



涙目の私と目が合うと、
麗さんは荒々しく琢磨さんの部屋に入った。



「おい、琢磨…!!」
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