Reality~切ない恋の唄~
スクールの入口には、
鍵がかけられている。

明かりも消えていて、
人がいる気配はない。



年末のこんな時間に
スクールが開いてるはずはないのに…

私は馬鹿だ。



九州は東京より暖かいかと思ったけど、息が白くなってる。



かじかむ手で
鞄からスケジュール帳を取り出した。
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