Reality~切ない恋の唄~
その中の1ページをちぎって、
自分の電話番号とメールアドレスを書きこんだ。



それから…

『新人賞にノミネートされました。明後日の特番見て下さい』



それだけ走り書きすると、
郵便受けにすべりこませた。



先生からの連絡がほしい。


ずっと待つことしかできないけど、
先生のことを忘れたことなんかない。



先生にとって
私は生徒の一人に過ぎないんだろうか。



こんな想い、
断ち切ってしまえたらいいのに…



もう一度スクールを見上げると…

その場を後にした。
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