Reality~切ない恋の唄~
全員のパフォーマンスが終わると、
最優秀新人賞が発表される。

この中から選ばれるのは、
たった一組。



司会者がその名前を読み上げるまでの間、すごく緊張する。

99パーセントは無理だと思っていても、
どこかで残りの1パーセントを期待してしまう。



司会者が、名前の書かれた紙をゆっくりと開いた。



「発表します。最優秀新人賞は…」
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