Reality~切ない恋の唄~
「舞さんです。おめでとうございます。」

カメラが私の顔をアップでとらえる。

どうリアクションしたらいいのかわからない私は、
両手で口をおおったまま立ちすくんでいた。



本当に信じられない。

頭が真っ白になる。



スタッフに案内され、
ステージの中央に立つ。



まだ信じられないけど…

受け取ったトロフィーと花束の重さに、これは現実なんだと思った。
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