Reality~切ない恋の唄~
「夕方から…」

少しでもあったまろうと、自分の腕をさすりながら答えた。



「お前は…」

先生に呆れられちゃったんだろうか…

苦笑いされてる。



「早く中に入りなさい。風邪ひくぞ。」

「はい!」

先生は相変わらずぶっきらぼうだけど、自然と笑顔になる私。



ずっと会いたかった先生が目の前にいる。

やっと龍二先生に会えた…



先生の後ろ姿を見てるだけで、
すごくドキドキする。



早く先生の隣に行きたくて…

私は小走りで先生を追いかけた。
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