俺様アイドルとオタク女のキケンな関係
―――――――
――――
最初からこうすればよかったな。
俺は今アイツの家の前にいる。
早急に解決すべく、俺はすぐにチャイムを押した。
すると、程なく扉が開く。
「はーい!」
出てきたのは、アイツの姉といってもいいような風貌の母親だった。
アイツ、少しも母親に似てないよな。
「ど、どうも、夜分にすみません……。実來さんに、よ、用事があって……。」
俺は色々と心の中で思いながらも、オドオドした山田太郎を演じた。
「あら、山田君じゃない!どうぞどうぞあがって。」