俺様アイドルとオタク女のキケンな関係


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「もう何なのっ!?夜に家まで押し掛けて!!変な勘違いされたままじゃない!」


玄関の外まで出され、アイツが腕組みをし仁王立ちをしながら、すごい剣幕で聞いてきた。


うぜー。


「ホントお前の家族が変わってるよな。お前の兄貴がAKIRAなんて知らなかったし。ましてやあんな人だとは思わなかったし。てか、俺がお前の彼氏?死んでもならねぇよ!お前がどうにかしとけ。」


こんな家に来たせいで無駄に疲れちまったじゃんか。


俺はこの家で新たに生まれた不満を、横目で睨みながらぶちまけてやった。


「アンタが来たせいでいい迷惑よ!!で、何の用なのよ!?」


……。


やっと本題に入れるが、すぐに聞いたら俺が随分気にしているように思われるよな?


そんなの俺らしくない。


ここからは、冷静になって俺のペースに戻すんだ。



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