俺様アイドルとオタク女のキケンな関係
この体なげうってでも、わたプリを守ってみせる!
価値のわからんコイツなんかに渡すものか!
「邪魔だな、どけよ。これ少しの間借りていくから。」
はぁぁぁぁ??
「ちょちょ、どういうことよ?てか、貸さないわよ!でも、バカにしてたアンタが読むの?どういう風の吹きまわし?」
意味わかんない!
何でコイツが!?
「もう、めんどくせーなぁ。」
アイツはため息をついて不機嫌そうに眉をしかめる。
すると、コミックを一冊、あたしにかかげて見せた。
「お前の大好きなこの漫画が映画化されることになったのは知ってるか?」
「うん。さっき知ったとこ。何でファンでもないアンタが知ってるの?」
おかしいよ、コイツが知ってるなんて!
「俺これのオーディション受けるから。」